こんにちは、マッチャカです。
6年生2学期の本編では、毎日のように流れてくるAIニュースの洪水から、自分の仕事に関係あるものだけを冷静に掬い取る「大人のリテラシー」を学びましたね。
さて、今回はClaudeクラブ第3回(最終回)です。5年生2学期のクラブ活動でClaude Proの有料プランを学んだとき、Projectsという機能を一言だけ紹介しましたね。今日はそのProjectsを深掘りします。
ChatGPTクラブ第3回でChatGPT Projectsを体験しました。ClaudeのProjectsは似ているようで、実は「核心」が違います。Claudeの最大の武器である「超巨大な記憶力」と「自然な日本語力」をフル活用して、「あなたの会社の過去の資料をすべて暗記した、専属の編集部」を作ってしまう魔法です。コーチ先生と一緒に、自分専用の編集部を立ち上げましょう!
それではまずナビ先生の外来語コーナーからどうぞ。
📖 今日の外来語コーナー(ナビちゃん担当)
知ってるワードは飛ばしてOKです!
こんにちは、ナビです!今日は2語です。この2つを知っているかどうかで、ClaudeのProjectsの「すごさ」の理解が全然違ってきますよ!
RAG(ラグ):「Retrieval Augmented Generation(検索拡張生成)」の略で、「AIが大量の資料の中から必要な部分だけを検索して取り出し、それをもとに回答を生成する仕組み」のことです! 普通のAIは会話に入力された情報しか参照できませんが、RAGを使うと「膨大な資料の中から答えに関係する部分だけをピンポイントで探し出す」ことができます。Claude Projectsの有料プランでは、このRAGが自動で有効になるため、A4用紙700ページ分もの資料を丸ごと覚え込ませることができますよ!
ナレッジ(Knowledge) :「プロジェクトに登録しておく知識・資料」のことです!Claudeクラブ第2回でナレッジベース(No.090)という言葉を学びましたね。ナレッジベースが「資料を整理して蓄積しておく倉庫の仕組み全体」なら、ナレッジは「その倉庫に入れる資料・情報そのもの」のことです。Claude.aiの画面上でも「ナレッジ」と表示されているので、今日の授業ではこの言葉をよく使いますよ!
この2つの仕組みがあるから、Claudeに「分厚いマニュアル」を丸ごと覚えさせることができるんですね!それではコーチ先輩、よろしくお願いします!
🏃 ウォームアップ:ClaudeのProjectsは何がすごいの?


コーチ先生 :ちわっす!Claudeクラブ第3回(最終回)へようこそっす!理事長、ChatGPTクラブ第3回でChatGPT Projectsを体験しましたよね。ClaudeのProjectsとは何が違うんですか?という疑問、ありますよね?
コーチ先生、よろしくお願いします!正直、どちらも「特定の仕事専用の部屋を作る機能」という印象で、違いがよくわかっていないんです。



正直に言ってくれてありがとうっす!Claudeの最大の武器って何だったか覚えているっすか?
ええと……「超巨大な記憶力(コンテキストウィンドウ)」と「自然で美しい日本語」ですよね。



その通りっす!ChatGPT Projectsが「グラフ作りやWeb検索もできる万能な会議室」だとしたら、Claude Projectsは「大量の資料を完璧に読み込んだ、プロの編集部」なんすよ!
💡 ChatGPT Projects vs Claude Projects 核心の違い
| 項目 | ChatGPT Projects | Claude Projects |
|---|---|---|
| 一言で言うと | 継続する作業の管理スペース | 資料を覚え込ませた専属編集部 |
| 最大の強み | 長期案件の会話・ファイルを一元管理 | 大量の資料を記憶してナレッジとして活用 |
| 向いている用途 | 企画・分析・多機能な万能作業 | 文章作成・マニュアル参照・FAQ対応 |
| 無料での利用 | 可能 | 可能(最大5プロジェクト・容量制限あり) |



例えば、理事長の会社で過去に出したメルマガのバックナンバー1年分と商品の説明書のPDFを全部プロジェクトに入れて、「この部屋では過去のメルマガと同じトーンで文章を書いて」とルール付けするっすよ。
えっ……!それってつまり、私の過去の文章のクセや会社の雰囲気を完全にコピーした、私専用のゴーストライターができるということですか?



まさにそれっす!Claudeは大量の文字を記憶して、そこから文脈を汲み取って美しい日本語を紡ぐのが世界一上手いんっす。さっそく自分専用の編集部を立ち上げていくっすよ!
💪 トレーニング①:過去の資料を大量に覚えさせる



まずClaude.aiの左側のメニューから「プロジェクト」を選んで「新規プロジェクトを作成」を押すっす。プロジェクト名を「理事長専用メルマガ編集部」とつけたら、「ファイル」横の「+」ボタンから資料をアップロードするっすよ!
過去のメルマガの原稿や、会社の理念が書かれたPDF……こんな感じでドラッグ&ドロップすればいいんですね。



そうっす!有料プランではRAGが自動で有効になるので、A4換算で約700ページ分もの文字データをナレッジとして保存しておけるっすよ。アップロードした資料は、このプロジェクト内でチャットをする限り「永久に」覚えていてくれるっす!
永久に、ですか!普通のチャットでは毎回「うちの会社は○○業を営んでいて……」と説明し直す必要がありましたが、それが完全にゼロになるんですね。



その通りっす!次はこの部屋の「絶対ルール」を決めるっすよ!
💪 トレーニング②:部屋の「絶対ルール」を設定する



プロジェクト画面の「手順」をクリックすると、プロジェクト指示を入力する欄が開くっす。ここに「この部屋の専属エディターへの辞令書」を書き込むっすよ!
✏️ プロジェクト指示の例
あなたはこのプロジェクトの専属エディター(編集者)です。ナレッジベースの資料を最大限に活用し、以下のルールに従って回答してください。
・ナレッジにある「過去のメルマガ原稿」を分析し、マッチャカ理事長特有の親しみやすく温かいトーンを完全に再現すること
・ナレッジにある「商品マニュアル」の事実に基づいて書くこと(勝手な情報の捏造は絶対にしない)
・文章を作成する場合は必ずアーティファクトを使用して、右側のパネルで閲覧・編集できるように出力すること
保存しました!これで「理事長専用メルマガ編集部」の完成ですね。では実際に使ってみます。「今度の敬老の日に向けた、シニア向けスマホ教室の案内メルマガを書いて」と一言だけ送信します。



どうっすか!?
うわあああ!すごい!「こんにちは、マッチャカです!」から始まって、私の過去の言い回しや、スマホ教室の具体的なコース名まで完璧に入っています!しかも右側のパネルに完成した原稿が表示されているので、見ながら修正もできますね。これ、本当に私が書いたみたいです!



これがClaude Projectsの威力っすよ!「文脈(トーン)」と「事実(マニュアル)」を部屋がすでに記憶しているから、たった一言の指示でプロ級の原稿が仕上がるっす。



左側でチャットしながら右側のアーティファクトで原稿を確認して「もう少しお年寄り向けに漢字を減らして」と追加指示——文章作成においてこれ以上快適な環境は2026年現在、他にないっすよ!
💡 コラム:プロジェクト指示はAIに作ってもらおう
「プロジェクト指示に何を書けばいいかわからない」という方は、6年生1学期で学んだ3段コンボをそのまま使いましょう。
まず通常のチャット画面(プロジェクトの外)でClaudeに以下のように話しかけます。
✏️ プロジェクト指示を作るプロンプト
私は(例:○○業を営む○○代)です。Claude Projectsの「プロジェクト指示」を作りたいです。まず私に質問をして、業務内容・よく作る文章の種類・トーンや注意点などの必要な情報を引き出してください。情報が揃ったら、そのままプロジェクト指示としてコピペで使える形に仕上げてください。
Claudeが逆質問で情報を引き出してくれるので答えていくだけです。最後に出てきた指示文をコピーして、プロジェクトの「手順」欄に貼り付ければ完成です。「自分の言葉でうまく書けない」という心配は不要ですよ。
💪 トレーニング③:業務別プロジェクトの使い分け
コーチ先生 理事長の葬祭業なら、こんな複数のプロジェクトを作っておくのが理想的っすよ!
💡 業務別プロジェクトの使い分け例
「顧客対応アシスタント」プロジェクト
→ ナレッジ(知識・資料のこと):FAQ・過去の対応事例・サービス内容と料金表
→ 使い方:お客様からの問い合わせへの返信文作成
「スタッフ研修サポート」プロジェクト
→ ナレッジ(知識・資料のこと):業務マニュアル・接客マニュアル・就業規則
→ 使い方:新人スタッフの質問への回答・研修資料の作成
「ブログ・メルマガ執筆」プロジェクト
→ ナレッジ(知識・資料のこと):過去の記事・メルマガ原稿・会社のトーンガイド
→ 使い方:一貫したトーンでのコンテンツ制作
それぞれの業務に「専属スタッフ」を配置するイメージですね!顧客対応係・研修担当係・広報係……。文章を書くことがメインの業務なら、Claude Projectsは毎月3,000円払ってでも絶対に使うべき最強のアトリエですね!



まさにっす!無料プランでも最大5プロジェクトまで作れるので、まずは一番よく使う業務から始めてみることをおすすめするっすよ!
⚠️ 注意:ナレッジの更新は手動で
ナレッジに登録した資料は自動で更新されません。料金改定・サービス変更があった場合は、古いファイルを削除して最新版をアップロードし直す必要があります。月1回の「ナレッジ棚卸し」を習慣にしましょう。また、機密性の高い個人情報や財務情報をアップロードする際は、Claudeの利用規約を事前にご確認ください。
🎯 クールダウン:ChatGPTとClaude、Projectsの使い分け



今日のトレーニング、お疲れさまでしたっす!両方のProjectsを体験した今だから言えるコーチ流の使い分けを伝授するっすよ!
💡 Projectsの使い分けガイド
ChatGPT Projectsがおすすめの業務
・Web検索や最新情報を使いながら進める企画・調査
・Excelのデータを分析してグラフを作りながら議論する作業
・コード実行など多機能を組み合わせた万能な作業
Claude Projectsがおすすめの業務
・ブログ・メルマガ・企画書など「長くて質の高い文章」を書く作業
・過去の議事録や分厚いマニュアルなど「大量の文字資料」を読み込ませる用途
・アーティファクトを使って完成品を見ながら推敲を重ねたい作業
すごく納得です!「データ分析や多機能さ」を求めるならChatGPT、「長文の読み込みとプロ級の執筆・推敲」を求めるならClaude——自分の業務の性質に合わせて使い分ければいいんですね。



まさにっす!自分専用のAI編集部を作って、明日からの仕事を劇的に変えていくっすよ!
💡 今日のまとめ
- Claude ProjectsはChatGPT Projectsと違い「資料を覚え込ませた専属編集部」という性格が強い
- 有料プランではRAGが自動有効化(A4換算700ページ分の資料を格納できる)
- プロジェクト指示で「トーン」、ナレッジで「事実」を固定すれば一言指示でプロ級の原稿が仕上がる
- アーティファクトと組み合わせると左でチャット、右で原稿確認という最高の執筆環境になる
- 無料プランでも最大5プロジェクトまで作成可能。まずは一番よく使う業務から始める
🎁 本日のお土産
自分の状況に書き換えて使ってください。
✏️ お土産① プロジェクト指示テンプレート(コピペしてそのまま使えます)
あなたはこのプロジェクトの専属エディター(編集者)です。ナレッジベースの資料を最大限に活用し、以下のルールに従って回答してください。
【トーン&マナー】
・ナレッジにある「過去の原稿」の文体を分析し、同じトーンで出力すること
・専門用語は避け、読者に寄り添った(例:温かみのある)表現を使用すること
【事実確認】
・(例:商品やサービスの仕様)については必ずナレッジの資料に基づき、不明な点は「資料に記載がありません」と確認すること
【出力形式】
・文章を作成する場合は必ずアーティファクトを使用して、右側のパネルで閲覧・編集できるように出力すること
✏️ お土産② ナレッジに入れておくべきファイルリスト
新しいProjectsを作ったら、以下のような資料を順番にアップロードしていきましょう。
・会社概要(社名・所在地・サービス内容・理念)
・サービス一覧と料金表 ・よくあるご質問(FAQ)
・業務マニュアル
・接客マニュアル
・過去のブログ
・メルマガ原稿(トーンの参考に)
・過去のお客様対応事例(個人情報を除いたもの)
📣 次回予告
6年生3学期(最終回):卒業〜マイ・ワークフローの設計〜
Claudeクラブ第3回、お疲れさまでした!皆さんが立ち上げた「AI編集部」は、これからのビジネスの強力な武器になるはずです。
次回は本編に戻り、いよいよこの「大人のためのAI小学校」の最終回、卒業式を迎えます。1年生からAIの基本を学び、6年生でプロンプトを資産化するところまで来ました。最後の授業では、これまで学んだすべての知識を総動員して、皆さんの毎日の仕事にピッタリとハマる「自分専用のAIワークフロー」の設計図を完成させます!
ついに卒業式ですか!全くの初心者だった私が、自分専用のAIワークフローを組めるようになるなんて感無量です。集大成の授業、全力で臨みます!
1年生から6年生まで、本当によく学んできましたね。卒業授業でお会いしましょう。お楽しみに。
キーンコーンカーンコーン🔔



ちわっす!次の本編はいよいよ卒業授業っすよ!全部の知識が集大成になる最終回、一緒に気合入れていくっす!
コーチ先生、全3回ありがとうございました!最後のGeminiクラブ活動もよろしくお願いします!



