【5年生1学期】AIへの指示書を組み立てる〜プロンプトの基本構造〜

【5年生1学期】AIへの指示書を組み立てる〜プロンプトの基本構造〜
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こんにちは、理事長のマッチャカです。

4年生までの授業、本当にお疲れさまでした。今日からいよいよ「高学年」である5年生に進級します!

これまでの授業では、アイ先生が用意してくれた「お土産(プロンプトの型)」をコピー&ペーストして使ってきましたよね。もちろんそれだけでも十分に仕事は早くなります。しかし高学年からはもう一歩先へ進みます。「誰かが作ったお土産」を待つのではなく、皆さんが直面している日々の仕事に合わせて「自分専用のプロンプトをゼロから組み立てる」技術を学びます。

といっても、難しいプログラミングは一切不要です。4つの「ブロック」を組み合わせるだけで、誰でも魔法のような指示書が作れるようになります。授業の後半には、あっと驚く「裏技」のコラムも用意していますよ。

それでは高学年最初の授業、ナビ先生の外来語コーナーからどうぞ!

目次

📖 今日の外来語コーナー(ナビちゃん担当)

知ってるワードは飛ばしてOKです!

ナビちゃん

こんにちは、ナビです!5年生への進級おめでとうございます!今日は3つです。今日の授業のキーワードをサクッとやっつけていきましょう!

外来語 No.084

ストラクチャー(Structure) :「構造・骨組み・組み立て方」のことです! 建物に設計図があるように、プロンプトにも「どのブロックをどの順番で並べるか」という設計図があります。このストラクチャーを理解すると、どんな場面でも自分でプロンプトを組み立てられるようになりますよ!

外来語 No.085

制約条件(Constraints) :「文字数は300字以内」「敬語で」「〇〇という言葉は使わないで」など、AIに守ってほしいルールのことです! これをしっかり書くことで、AIが的外れな答えを出すのを防げます。条件が細かいほど、AIの回答は自分の意図に近づいていきますよ!

外来語 No.086

メタ・プロンプト(Meta-prompt) :「プロンプトを作るためのプロンプト」のことです! 「AIに指示を出すための指示書を、AI自身に考えさせる」というちょっとズルい裏技です。今日のコラムで登場しますよ!

ナビちゃん

この3つ、今日の授業でじわじわ出てきますよ!それではアイ先輩、よろしくお願いします!

① 知る:プロンプトは「魔法の呪文」ではなく「業務の指示書」である

国語の授業をしているアイ先生

アイ先生: 皆様、5年生の進級おめでとうございます。今学期の教科は国語です。理事長、これまでAIを使ってきて、「なんだか期待していた答えと違うな……」とガッカリした経験はありませんか?

理事長

あります、あります!例えば「うちの会社の新しいサービスのキャッチコピーを考えて」とだけ送ったら、なんだか辞書に載っているような、すごく無難でつまらない言葉が返ってきたことがありました。

アイ先生

それはAIの能力が低いからではなく、「指示の出し方」が足りないからです。AIを「今日入社したばかりの、超優秀だけど御社のことを何も知らない新入社員」だと思ってください。

アイ先生

その新入社員に「いい感じのコピー考えといて」と丸投げしたら、どうなるでしょうか?

理事長

ああっ……!相手が誰に向けたサービスなのかも、どういう雰囲気にしたいのかも伝えていないんだから、無難な答えしか出せないのは当たり前ですね。

アイ先生

その通りです。AIへのプロンプトとは、魔法の呪文ではなく「新入社員への業務の指示書」なのです。「誰に・何を・どうやって」を明確に伝えることで、AIは初めて100%の力を発揮します。今日はそのストラクチャー(構造)を一緒に解剖していきましょう。

② 考える:指示書を組み立てる「4つのレゴブロック」

アイ先生

プロンプトのストラクチャーは、4つのブロックで構成されています。レゴブロックをイメージしてください。このブロックを組み合わせるだけで、どんな場面にも対応できるプロンプトが作れます。

💡 プロンプトを構成する4つのブロック

【ブロック① 役割】
「あなたは〇〇のプロです」
AIに演じてほしい立場を伝えます。
例:「あなたは数々のヒット作を生み出してきたプロのコピーライターです」

【ブロック② 目的と背景】
「〇〇のために、〇〇を作成します」
なぜこの作業をするのか・どんな状況かを伝えます。
例:「50代向けの新しい家事代行サービスの魅力を伝えるため、チラシに載せるキャッチコピーを作ってください」

【ブロック③ 制約条件】
「文字数は〇〇・箇条書きで・〇〇のトーンで」
どんな形式・文体・分量で出してほしいかを指定します。
例:「30文字以内・親しみやすいトーンで・5パターンの案を出してください」

【ブロック④ 入力データ】
「以下の情報をもとにしてください」
AIに渡す素材・参考情報を貼り付けます。
例:「以下がサービスの特徴と価格です。(箇条書きで貼り付ける)」

理事長

なるほど、この4つの箱を埋めていけばいいんですね。

アイ先生

ええ。4つすべて揃えなくても大丈夫です。シンプルな作業なら①と③だけでも十分です。大切なのは「AIの回答がイマイチだったとき、どのブロックが足りなかったのか」を判断できるようになることです。

理事長

「丸投げ」から「設計して指示する」への意識の転換ですね。

③ 使う:自分だけのプロンプトを作ってみよう

アイ先生

では実践です。チャッピー(ChatGPT)を開いてください。今回は「お詫びメールの作成」を題材に、4つのブロックを使ったプロンプトを送信してみましょう。

✏️ 実践プロンプト お詫びメールを4つのブロックで作る

【役割】
あなたは、ビジネスマナーに精通した誠実な営業部長です。

【目的と背景】
取引先へのお詫びメールの文面を作成してください。
納品した商品(型番A-100)の数が3つ足りなかったため、急いで明日追加でお届けすることを伝えます。

制約条件
・言い訳がましくならないよう、誠実かつ丁寧なトーンで
・クッション言葉を適切に使用すること
・件名と本文を分けて出力すること

【入力データ】
・宛先:株式会社〇〇 佐藤様 ・差出人:株式会社△△ 田中

※パソコンの方は改行に【Shift+Enter】をお忘れなく!

理事長

送信しました。……おおっ!「この度は、弊社の確認不足により多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」といった、非常に丁寧で、かつ迅速な対応姿勢が伝わる完璧な謝罪メールが出てきました!

アイ先生

4つのブロックがしっかり組まれているので、一発で実用に耐えるアウトプットが出たはずです。これが「プロンプトを自分で組み立てる」ということです。今日作ったプロンプトは保存しておいてください。6年生の授業でさらに磨いていきますよ。

理事長

コピペからの卒業ですね。自分でゼロから作れるというのは、本当に自信になります。

💡 コラム:最強の裏技「プロンプトをAIに書かせる」

理事長

4つのブロックの仕組みはよく分かりました!……でも正直、新しい仕事が発生するたびにこの4つの項目を自分でウンウン考えるのは、少し面倒くさい気もします(笑)。

アイ先生

ふふふ、実を言うと、プロのAI使いも毎回自分で考えているわけではありません。ここで最強の裏技、「メタ・プロンプト」をお教えしましょう。「AIに出すための完璧な指示書(プロンプト)を、AI自身に作らせる」という方法です。

新しいチャットを開いて、以下のようにお願いしてみてください。

✏️ メタ・プロンプト プロンプトをAIに作らせる

私は今からAIを使って「(例:会社の歓迎会の案内文)」を作成したいです。AIから最高の結果を引き出すための完璧なプロンプトを、あなた自身が考えて提供してください。プロンプトには「役割」「目的と背景」「制約条件」「入力データ」の4つのブロックを含めてください。

理事長

えっ、そんなズルしていいんですか!?……試してみたら、「では、以下のプロンプトをコピーして使ってください」と、穴埋め式の見事な指示書を作ってくれました!

自分がどう指示を出せばいいか迷ったときは、「どう指示を出せばいい?」とAIに聞いてしまえばいいのです。4つのブロックの構造を知っているからこそ、AIが作ってくれた指示書を見て「あ、この制約条件も足しておこう」と自分でカスタマイズできますよね。

💡 今日のまとめ

  • プロンプトは「魔法の呪文」ではなく、新入社員への「業務の指示書」
  • 良いプロンプトは【役割】【目的と背景】【制約条件】【入力データ】の4ブロックでできている 4つすべて揃えなくてよい
  • 「どのブロックが足りないか」を判断できることが大切
  • AIの回答がイマイチなときは「どのブロックが不足していたか」を見直す
  • 迷ったときは「プロンプト自体をAIに作らせる」メタ・プロンプトという裏技が使える

🎁 本日のお土産プロンプト

太字の部分を自分の状況に書き換えて使ってください。

✏️ お土産① 4つのブロックで作る基本テンプレート

以下の指示に従って、タスクを実行してください。

【役割】
あなたは(例:プロの編集者/ベテランの営業マン/優秀な秘書)です。

【目的と背景】
(例:〇〇のために、〇〇を作成してください) 相手は(例:50代の中小企業経営者)です。

【制約条件】
(例:〇〇文字以内で)
(例:箇条書きで分かりやすく)
・「難しい専門用語もわかりやすく解説しながら」説明すること

【入力データ】 以下の情報をもとにしてください。
(ここに素材・参考文章などを貼り付ける)

✏️ お土産② プロンプトをAIに作らせる(メタ・プロンプト)

私は今からAIを使って「(やりたいこと)」を作成したいです。AIから最高の結果を引き出すための完璧なプロンプトを、あなた自身が考えて提供してください。プロンプトには「役割」「目的と背景」「制約条件」「入力データ」の4つのブロックを含めてください。

📣 次回予告

クラブ活動:ChatGPTクラブ第2回「ChatGPT有料プラン(Plus)でできること」

5年生1学期の本編、お疲れさまでした!プロンプトを自分で作れるようになった皆さんは、もう立派なAI使いです。次回は放課後のクラブ活動です。これまでずっと無料版のチャッピー(ChatGPT)を使ってきましたが、いよいよ「課金」の扉を開きます。月額の有料プラン「ChatGPT Plus」にすると何がすごいのか——実際のユースケースと合わせてコーチ先生が解説しますよ!

理事長

ついに有料プランの話ですね!毎月お金を払う価値があるのかどうか、しっかり見極めたいと思います!

アイ先生

判断のための材料をしっかり揃えますよ。お楽しみに。

キーンコーンカーンコーン🔔

コーチ先生のChatGTPクラブ

コーチ先生 :ちわっす!5年生の本編お疲れさまでしたっす!次のChatGPTクラブ第2回では、有料プラン「Plus」で何ができるかをがっつりやっていきましょう!無料版で十分なのか、課金すべきなのか——判断材料を一緒に整理していきますよ!

理事長

ぜひお願いします!コーチ先生、次回もよろしくお願いします!

ChatGPTクラブ│第2回の授業へ→

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