こんにちは、理事長のマッチャカです。
「大人のためのAI小学校」では、AIの使い方を授業形式でお伝えしています。でも実は、この授業記事そのものをAIを使って作っています。
「どのAIをどう使って作っているの?」という声をいただくことが増えてきたので、今日は思い切って制作の舞台裏を全部公開します。
これ自体が「マイ・ワークフローの設計図」の生きた実例です。ぜひ自分のお仕事に置き換えながら読んでみてください。
使っているAIツールは3つ
| ツール | 役割 |
|---|---|
| Claude | リサーチ・記事ドラフト作成・比較・統合・引き継ぎ管理 |
| Gemini | 別視点のドラフト作成(比較用) |
| ChatGPT(DALL-E) | アイキャッチ画像の生成 |
3つとも無料版でも使えますが、Claudeは長文処理の関係でProプラン(月額約3,000円)を使っています。
記事1本ができるまでの10ステップ
STEP1:引き継ぎ情報を貼ってチャットを始める Claude
毎回新しいチャットを開いて、「プロジェクト指示文」と呼んでいる設定ファイルを冒頭に貼り付けます。
このファイルには、サイトのコンセプト・キャラクター設定・カリキュラム表・制作ルール・外来語の採番状況・前回までの制作状況がすべて入っています。これを貼るだけで、Claudeが「大人のためのAI小学校」の世界観をすべて理解した状態でスタートできます。
いわば「毎回同じベテランスタッフに仕事を引き継ぐ」感覚です。
STEP2:外来語を選定する Claude
今回の授業テーマに関連する外来語の候補をClaudeに洗い出してもらいます。
AI用語辞典にすでに掲載済みの語は除外して、未掲載のものだけを選ぶのがルールです。Claudeが候補を一覧表で出してくれるので、私が最終確認して確定します。
STEP3:最新情報をリサーチする Claude
ChatGPT・Claude・GeminiなどのAIツールのクラブ活動回は、料金・機能・仕様が頻繁に変わります。Claudeにウェブ検索をしてもらい、2026年時点の最新情報を確認してからドラフトに入ります。
「古い情報で記事を書いてしまう」というミスをAIが防いでくれています。
STEP4:Claude版ドラフトを受け取る Claude
外来語とリサーチが固まったら、Claudeが記事のドラフトを作成します。
キャラクターの語尾・教科バッジ・外来語番号・次回予告のタイトルなどをチェックして、気になる箇所はその場で修正を指示します。
STEP5:Gemini版ドラフトを作る Gemini
同じテーマでGeminiにも別のドラフトを作ってもらいます。
同じ指示を出しても、ClaudeとGeminiでは視点・比喩・構成がかなり違います。この「2案比較」が記事の質を上げる最大のポイントです。
STEP6:2案を比較して統合方針を決める Claude
GeminiのドラフトをClaudeのチャットに貼り付けると、ClaudeがClaude版・Gemini版を比較して「各セクションのベスト案と統合方針」を表形式で提示してくれます。
私が確認して「この方針で進めてください」と承認すれば次のステップへ。
STEP7:統合版を仕上げる Claude+私
Claudeが統合版を出力したら、全体をじっくり読んで気になる箇所を修正していきます。
「このセリフは2つに分けて」「ここは囲み記事にして」「この表現が長すぎる」——この往復が記事の仕上げになります。満足できる内容になったら確定です。
STEP8:アイキャッチ画像を作る ChatGPT
統合版が確定したら、ChatGPTのDALL-Eで記事のアイキャッチ画像を作ります。
授業のテーマ・学年のイメージ・サイトの雰囲気を伝えてプロンプトを送ると、数秒でオリジナル画像が生成されます。写生大会第2回で学んだ「モチーフ・シチュエーション・画風・アスペクト比・ネガティブプロンプト」の5要素を意識して指示を出しています。
STEP9:WordPressに入稿する 私
制作メモを見ながらSWELL(WordPressテーマ)に入稿します。
タイトルタグ・ディスクリプション・カテゴリ・アイキャッチ画像を設定して、本文を貼り付けてキャラクターの吹き出しを設定。プレビューで全体を確認してから公開します。公開後はAI用語辞典ページに今回の新しい外来語を追記します。
STEP10:プロジェクト指示文を更新する Claude+私
チャットの最後にClaudeが「更新済みのプロジェクト指示文」を全文出力してくれます。
制作状況・外来語採番・次回への引き継ぎ事項が反映された最新版です。これを次回のチャット冒頭に貼り付けることで、記事ごとに知識が積み上がっていきます。
私が必ず自分でやること(ヒューマン・イン・ザ・ループ)
授業でも学んでいただいた「ヒューマン・イン・ザ・ループ」——AIの作業ループの中に必ず人間が入って最終判断をする仕組みです。
このワークフローで私が必ず自分でやっていることは以下の通りです。
- 外来語の最終選定
- 統合方針の承認
- 統合版への修正指示
- アイキャッチ画像の生成・選定
- WordPress入稿・公開
- プロジェクト指示文の貼り替え
AIがどれだけ上手くドラフトを作っても、「これでいい」と判断して公開ボタンを押すのは私です。この学校の看板を背負って読者に責任を持つのは、AIではなく理事長の私だからです。
このワークフローを支える「裏側の仕組み」
このワークフローがスムーズに回る理由は、「プロジェクト指示文」という設定ファイルの存在です。
サイトのコンセプト・キャラクター設定・全32回分のカリキュラム・制作ルール・外来語の採番状況——これらをひとつのファイルにまとめて毎回冒頭に貼り付けることで、Claudeは毎回「大人のためのAI小学校」の世界観を完全に理解した状態でスタートできます。
これ自体が、授業で学んだ「Claude Projectsのプロジェクト指示」と同じ発想です。授業の内容を、授業の制作そのものに使っているわけです。
あなたのワークフローを作ってみてください
いかがでしたか?「AIで記事を作っている」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実際には「Claude・Gemini・ChatGPTをこの順番でこう使う」というパターンを決めているだけです。
難しい技術は何もありません。授業で学んだプロンプトの書き方・壁打ち・テンプレート化・Projectsの活用——これらを組み合わせたものがそのままワークフローになっています。
皆さんも自分の仕事に置き換えて、ぜひマイ・ワークフローを設計してみてください。6年生3学期の授業でお伝えした設計図の書き方と、以下のプロンプトがきっと役に立ちますよ。
✏️ マイ・ワークフロー設計プロンプト
あなたはプロの業務改善コンサルタントです。私の以下の【日常業務】について、AI(ChatGPT・Claude・Geminiそれぞれの長所を活かして)を最適に配置した「マイ・ワークフロー」の設計図を提案してください。
【私の日常業務】 (例:毎月、お客様向けに新商品の紹介レターをA4用紙1枚で書いて送る作業)
以下の形式で出力してください。
- 現状の課題とAI導入によるメリット
- ワークフローのSTEP分解(各STEPでどのAIをどう使うかの具体的な手順)
- ヒューマン・イン・ザ・ループ(人間が必ず介入・確認すべきポイント)

